栄一がぼちぼち語る遺産相続

2016年12月01日

遺産相続、手続きをしないままでいると

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遺産相続の手続きというのは、誰もがわかりにくく、しないままで放置する人も多いです。葬儀でバタバタし、何かと大変なことが続き、そこまで考えが回らないという気持ちもわかりますが、できるだけ早くしておくことが理想です。基本的に相続の手続きというのは、すぐにしなかった場合でも罰則などはありませんし、何らかの問題が発生することもありません。しかし、名義等がそのままになるわけですから、凍結状態になってしまいます。また、金融機関への預金等に関しても、遺産相続人が何もせずそのままにしていると、分割協議が進まなくなるだけではなく、決められた年数を過ぎれば消滅することもあります。

もちろん決められた期間内に行動しておきたいところですが、その期間を過ぎたとしても手続きを行えば支払ってもらえるケースがほとんどです。それなら問題ないとイメージしがちですが、やはり早め早めの行動をしておくことで複雑になることを防げます。また、共同相続人の方が突然認知症になるといったケースや、お亡くなりになることも現実として考えておかなければなりません。この状況になるとますます大変になってきます。全体的に見れば何かと余裕がありそうですし、また落ち着いてからにしようという考え方をする人もいますが、遅くなればなる程、問題が大きくなってしまいます。

遺産相続というのは、お亡くなりになられた方への礼儀として、できるだけ早く完了することが大切です。

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