2017年10月27日
遺産相続の手順を確認しておきましょう
遺産相続が発生したら、期限内に実施しなければなない事項がありますので、適切な手順で手続きを行う必要があります。遺言書の有無によって、対応がことなりますので、まずその内容の確認作業が先決です。原則として、遺言書に記載されている内容にしたがって、遺産分割を実施しますが、もし、あきらかに遺言書がないケースでは、法定相続人全員で遺産分割協議を行います。
被相続人の死亡後、遺言書を探す作業を行います。机や引き出し等の他、金庫などを探します。公正証書として遺言書が作成されている場合は、検索することが可能です。もし、遺言書が見つかった場合は、正しく被相続人が作成したものであり、かつ変造されていないことを証明するために、家庭裁判所に検認して貰う必要があります。
勝手に開封せずに、正しい手続きを踏む必要があります。遺言書が見つからずに遺産分割協議を実施するためには、誰が法定相続人となるのか特定作業が必要となります。なぜなら、遺産分割協議は相続人全員が参加する必要があるとともに、全員の同意が必要だからです。
法定相続人を探し出して特定する作業のことを、相続人調査と呼称します。被相続人が死亡するまでのアイガの、戸籍謄本を調査して、親族関係を調査します。この作業は、法律的な知識が必要であったり、難解な資料を読み解く力量が必要となっていますので、弁護士や紙ホス書士に作業を依頼するのが通常のやり方です。
そうして初めて遺産分割協議を行うことができます。あらそいなく協議が終了して、協議内容に同意すれば、遺産分割協議書を作成して終了します。